福島を忘れない
2012.10.21 20:50|イベント・ワークショップ|
映画「内部被ばくを生き抜く」を見てきました。
鑑賞後、映画の中にもでていらっしゃる佐々木るりさんの
お話会があったのだけど、これがとてもとても良かったです。
大変な状況にちゃんと開かれていて、痛みを隠さない。
人を責めない、派手なことは言わない、
でも人を揺り動かしていく。
クリスタルのような…
何度も何度も涙で洗われてきたからだろうか、
そうした中から出てくる、クリアなエネルギーを持った、
本当に美しい人でした。
話を聞き出して気付いたのは、
私は初めて直接福島の方の声を聴いたこと。
ネットや映画や本で情報は集めて来たし、
福島や東北にボランティアで言って来た人の話は聴いてたけど、
福島に住み続け、そこで生きて頑張ってらっしゃる方には、
今までで怖くて、会って来なかったことに気づきました。
正しくいうと、ちゃんとそのことは知っていました。
でも、その恐れや、会わない事への罪悪感に蓋をして、
気付かないフリをしていました。
facebookシェアでこのお話会を知り、
佐々木さんの写真を見た時に、行こうと思えたのは、
佐々木さんのニュートラルな雰囲気が、
ちゃんと伝わって来たからなんだろうな。。。
もし、お話をされる福島の方が、
誰かをひどく責める感じだったり、
”犠牲者”になって苦しみを訴える感じだったりしたら、
私は、そのお話に、こんなに心をひらけなかったと思います。
質疑応答の時間があったのですが、
何をどう言ったらいいかわからず、黙っていました。
何を言っても、どこかうそっぽくなるような気がしたり、
ひょんな一言が相手を傷つけてしまうかもしれない恐れだったり、、
何よりも、ちゃんと彼女を見たら、
絶対に涙のダムが決壊することがわかっていたから、、、
困らせるのも悪いし、もし同情の涙と受け取られたら、
「かわいそう」のレッテルを貼ってしまう可能性があるのが嫌だった。
だから、お話会の後、そのまま帰ってしまおうかと思ったのだけど、
どうしても、佐々木さんと面と向かいたくて、
勇気を出して、挨拶に行きました。
眼と眼があった時、、、
どう思われるかとか、そんな心配は吹き飛びました。
ただただ、2人で泣きました。
突然こんな風にされたら、嫌じゃないかな、
と一瞬思ったけど、
私の身体はその心配を軽々と飛び越え、
佐々木さんに手を伸ばし、
しばらく、抱き合って
一緒に泣きました。
もしかしたら、私が一番彼女と分かち合いたかったのは
「共に在る」ということだったのかもしれません。
あなたの痛みは、私の痛みです。
私の痛みは、あなたの痛みです。
私は、そこに、開かれています。
私は、あなたと、共にいます。
そんな感覚だったのかもしれません。
「私も、私の持ち場で頑張ります」と
お伝えしました。
何か、佐々木さんと、その向こうに広がる世界と、
コアの部分で繋がれたから、
そこを忘れず、そこを握っていれば、
行動としては、何をしていてもいいんだと。
佐々木さんも同感してくださって、だからこそ、
「原発をなくしましょう」ではなくて、
「福島を忘れないでください」と、
講演会で呼びかけているのだろうと思います。
お話会の帰り道、ガイアシンフォニーの第5番の中で、
宇宙飛行士のシュワイカートさんの奥さん、ナンシーさんが
広島の折り鶴の少女、サダコを思いながら言った言葉を思い出しました。
「原爆で亡くなった人の数の多さを想うより、
たったひとりの少女の心の軌跡を想う方が、
全ての生命(いのち)を想うことに繋がると私は思います」
佐々木さんは、私にって、まさに、
このたったひとりの少女だったようです。
(奇しくもサダコさんと同じ名字ですね)
福島や、原発の事が、大きすぎて考えるのが難しいというかたは、
誰か1人、大切な人と繋がれたらいいですね。
佐々木ご夫妻の立ち上げたNPO TEAM二本松「市民放射能測定室」では
『自分で考えて!自分で勉強して!自分で測って!自分で自分を守る!』ために、
飲食物の放射能測定、幼児の定期的一時疎開の促進、除染活動をされています。
放射能数値の見える化が、考える力、生きる力、
自己信頼を取り戻します。
応援しています。
悲惨さではなく、そこに生きる人たちの強さが胸をうちます。
人間の強さ、愛情深さを教えてくれて、ありがとう。
鑑賞後、映画の中にもでていらっしゃる佐々木るりさんの
お話会があったのだけど、これがとてもとても良かったです。
大変な状況にちゃんと開かれていて、痛みを隠さない。
人を責めない、派手なことは言わない、
でも人を揺り動かしていく。
クリスタルのような…
何度も何度も涙で洗われてきたからだろうか、
そうした中から出てくる、クリアなエネルギーを持った、
本当に美しい人でした。
話を聞き出して気付いたのは、
私は初めて直接福島の方の声を聴いたこと。
ネットや映画や本で情報は集めて来たし、
福島や東北にボランティアで言って来た人の話は聴いてたけど、
福島に住み続け、そこで生きて頑張ってらっしゃる方には、
今までで怖くて、会って来なかったことに気づきました。
正しくいうと、ちゃんとそのことは知っていました。
でも、その恐れや、会わない事への罪悪感に蓋をして、
気付かないフリをしていました。
facebookシェアでこのお話会を知り、
佐々木さんの写真を見た時に、行こうと思えたのは、
佐々木さんのニュートラルな雰囲気が、
ちゃんと伝わって来たからなんだろうな。。。
もし、お話をされる福島の方が、
誰かをひどく責める感じだったり、
”犠牲者”になって苦しみを訴える感じだったりしたら、
私は、そのお話に、こんなに心をひらけなかったと思います。
質疑応答の時間があったのですが、
何をどう言ったらいいかわからず、黙っていました。
何を言っても、どこかうそっぽくなるような気がしたり、
ひょんな一言が相手を傷つけてしまうかもしれない恐れだったり、、
何よりも、ちゃんと彼女を見たら、
絶対に涙のダムが決壊することがわかっていたから、、、
困らせるのも悪いし、もし同情の涙と受け取られたら、
「かわいそう」のレッテルを貼ってしまう可能性があるのが嫌だった。
だから、お話会の後、そのまま帰ってしまおうかと思ったのだけど、
どうしても、佐々木さんと面と向かいたくて、
勇気を出して、挨拶に行きました。
眼と眼があった時、、、
どう思われるかとか、そんな心配は吹き飛びました。
ただただ、2人で泣きました。
突然こんな風にされたら、嫌じゃないかな、
と一瞬思ったけど、
私の身体はその心配を軽々と飛び越え、
佐々木さんに手を伸ばし、
しばらく、抱き合って
一緒に泣きました。
もしかしたら、私が一番彼女と分かち合いたかったのは
「共に在る」ということだったのかもしれません。
あなたの痛みは、私の痛みです。
私の痛みは、あなたの痛みです。
私は、そこに、開かれています。
私は、あなたと、共にいます。
そんな感覚だったのかもしれません。
「私も、私の持ち場で頑張ります」と
お伝えしました。
何か、佐々木さんと、その向こうに広がる世界と、
コアの部分で繋がれたから、
そこを忘れず、そこを握っていれば、
行動としては、何をしていてもいいんだと。
佐々木さんも同感してくださって、だからこそ、
「原発をなくしましょう」ではなくて、
「福島を忘れないでください」と、
講演会で呼びかけているのだろうと思います。
お話会の帰り道、ガイアシンフォニーの第5番の中で、
宇宙飛行士のシュワイカートさんの奥さん、ナンシーさんが
広島の折り鶴の少女、サダコを思いながら言った言葉を思い出しました。
「原爆で亡くなった人の数の多さを想うより、
たったひとりの少女の心の軌跡を想う方が、
全ての生命(いのち)を想うことに繋がると私は思います」
佐々木さんは、私にって、まさに、
このたったひとりの少女だったようです。
(奇しくもサダコさんと同じ名字ですね)
福島や、原発の事が、大きすぎて考えるのが難しいというかたは、
誰か1人、大切な人と繋がれたらいいですね。
佐々木ご夫妻の立ち上げたNPO TEAM二本松「市民放射能測定室」では
『自分で考えて!自分で勉強して!自分で測って!自分で自分を守る!』ために、
飲食物の放射能測定、幼児の定期的一時疎開の促進、除染活動をされています。
放射能数値の見える化が、考える力、生きる力、
自己信頼を取り戻します。
応援しています。
悲惨さではなく、そこに生きる人たちの強さが胸をうちます。
人間の強さ、愛情深さを教えてくれて、ありがとう。
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