全ての人とひとつになるための道は、たった1人で歩く道① 〜リハーサル〜
2013.12.10 20:35|心・魂・意識|

色んな職業の、年齢の、価値観の人々が、
一つになるための道は、孤独の道だった。

大阪城ホールに集まる、人、人、人。
その数、1万人。

(写真時はまだ空席目立つけど、これ全部埋まるからね。
すごいよね。
ライトもすごいよね。光線でえらいことになってもうた。)
この数で歌うと、必ず起きる問題。
「音の時差」
そう。
遠く離れたオーケストラの音が聴こえた時には、
既にワンテンポおそい。
しかも、1万人の声も、あっちからこっちから、
様々な距離があるため、
まるで輪唱のように、ずれっずれで聴こえてくる。
「カエルの歌が~♪」って例え綺麗な輪唱だって、
若干音酔いするのに、
あれが、一定のテンポのずれじゃなく、
ランダムな、複雑なずれで聴こえて来たら、
めっちゃ音酔いするの。
なんとなく想像つくかしら?
なんじゃこりゃ~~~!!
気持ちわるっっっ!!!


すみません、素直な第一印象はこれです(涙)


何度か繰り返し歌ううちにわかったこと。
周りの音に合わせていてはだめなの。
これ、すごい意外。
だって、音楽を一緒に奏でるときって、
周りの音を聴くのって、基本だと思うのね。
でも、この一万人の第九に関しては、
そもそもやっていることが常識はずれだしね。
どうやらこの基本が通用しないらしい。
では、どうしたらよいのか。
私なりに辿り着いた答えは、
周りの音も、今まで歌って来た曲も手放して、
ただひたすら指揮者を信じ、
出された指示に飛び込む事。
もう、これしかないのだ。
オーケストラも遅れて聴こえるので、
佐渡さんの指揮は私にはずれて見える。
だから、自我としては、納得のいかないタイミング。
でも、彼の指揮に合わせてオケもひいているのだから、
私も彼の指揮のタイミングで飛び出さないといけない。
私が練習して来た、私が正しいと思っているタイミングを、
捨てなければいけない。
私も、みんなも、
ただひたすら、指揮者と呼吸をあわせるしかない。
オケも、周りの仲間達も、自我も、手放して。
たった1人の指揮者と繋がる。
そうしたら、初めて、全員の音があう。
一万人がひとつになる。
どうよこれ。。。
これね、
めちゃくちゃ孤独。
めちゃくちゃ寂しい。
一万人と共に歌いたい、
みんなと繋がりたい、
一つになりたい。
そう思って参加してるから、尚更辛い。
やらないといけない作業は、
1人になることだなんて。。。
一緒にいてね。
一緒に歌おうね。
あなたを感じているよ。
あなたを愛しているよ。
な~んてしていたら、
音がバラバラになって崩壊するだけなんだもん。
あなたと一緒にいたいよ~って
横方向に握りしめている手を離して、
天と、指揮者と、自分と、大地。
この縦方向にだけ没頭しないといけない。
本当にひとつになるために、
本当にひとつの歌を歌うために、
通らなければ行けない道は、
たった1人、孤独の道だった。
②につづく
========☆今日のはっぴ~でいず♪のコツ☆=======
大切な人のために、その人を手放すことができますか?
何を手放す必要があるか、ハートに聴いてみよう。
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