もう、戦わない(水瓶座満月に寄せて)
今、もしあなたが
「自分を真実を生きるのか?生きないのか?」
という問いの中にいるならば、
「自分らしく生きていきたいのに、一歩踏み出せない」
という葛藤の中にいるのなら、
それはとても健全なことだと言えるでしょう。
水瓶座満月の星の配置を通じて、
宇宙が私たちにこの葛藤を贈ってくれているからです。

第一ハウスの水瓶座火星は、
もう変わりたくて仕方ない自分を示し、
第四ハウスの牡牛座天王星は、
伝統や学校、親からしつけられた
「ちゃんとした生き方」を示していて、
この二つが拮抗する形で結ばれています。
今まで人に迷惑をかけないように、
社会に貢献できるようにと「ちゃんと」生きてきた人ほど、
その「ちゃんと枠」からはみ出ている自分の側面に
蓋をして閉じ込めてきたはずです。
しかし、その蓋の奥に閉じ込められていた自分が
「もう我慢ならねぇ!」
とグツグツ煮え立っているのではないですか?
特に去年、水瓶座の時代が本格的に始まった頃から、
あなたの中の水瓶座気質(個性的に生きていきたい、革命を起こしたい)
が刺激されていたはずです。
そうはいっても、革命は一夜にしてならず。
少し進んだかなと思ったら、
やっぱりまた元のパターンを繰り返していたり。
でも、そうして少しずつ進んできたあなただからこそ、
今この葛藤がやってきているのです。
「ちゃんと」を超える時。
人とは違う自分を生きることの恐れを超える時。
繰り返してきたパターン(カルマ)を手放して、
一気に現状打破していくのが今回の水瓶座満月なのです。
ここでポイントになるのは
「カルマは敵ではない」
ということです。
自分らしく生きること=正義
それを引き止めるカルマ=悪
という構図にはまると、
カルマはやっつけなければならない敵です。
戦争です。
もしかしたら、無理やりカルマをやっつけることは
できるかもしれません。
でも、それでは結局戦争による勝利です。
どこかに痛みと恨みが残ります。
最初は小さなひずみでも、
やがては大きな戦いを生むでしょう。
戦争によって創った世界は、
戦争によってしか維持できないのです。
あなたが生きていきたいのは戦いの世界ですか?
それとも、戦いのない世界ですか?
もし後者なら、自分の中の戦いを終わらせる必要があります。
カルマを敵とみなすのではなく、
その奥にある本当の願いに光をあてること。
親がなぜ私たちに「ちゃんとしなさい」と教えたのでしょう?
我が子を守りたかったからです。
社会から非難されたり脅かされることなく、
幸せに生きて欲しかったからです。
「ちゃんとしなさい」という声は、
あなたを守りたくて、精一杯なんです。
それ以外の方法を知らないだけなんです。
どうかあなたの中の「ちゃんと」ちゃんに、
癒しの光が届きますように。
どうかあなたの中の「私をいきたい!」くんに、
強さと輝きが届きますように。
そう願ってやまない、水瓶座満月です。
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