あなたが買う物が世界を創る
2010.10.21 14:23|日々のこと・その他|
ウワサの黒枝豆が届きました☆☆

ご覧の通り、とっても大粒。
コクがあって、口に残る風味が違います。
病み付きになって、どんどんぱくついちゃう♪
1キロ、相方と2人で、あっという間に食べきってしまいました。
後で知った事なのですが、この黒枝豆を生産されていた方が
最近体を壊し、跡取りもおらず、困って私の知り合いの農家Tさんに
ヘルプを出した経緯があったそうです。
来年は、Tさんが無農薬で作るのをチャレンジされるそう。
日本中の農現場で、こういう問題が起きている。
そして、跡継ぎなしに消えて行く伝統野菜がたくさんあり、
手入れされない農地が荒れすさんでいっている。
農も食も、日本の根幹を支える文化であり魂なのに、、、
それが、根底から揺らいでいる。
自分自身が今出来る事は、消費者として、本当にいい農作物、
いい食を買い支える事。
その意識を、人と分かち合う事。
みなさんは、自分が買っているものが、どこで、どんな風に
作られているか、アンテナをはって買っていますか?
もし、農薬を使わず、住んでいる場所の近くで作られ、
公正な料金が農家さんに支払われている野菜を買っているなら、
農薬や輸送の排気ガスから土地を守り、農家さんの収入を安定させ、
後継者も育つ環境を支えているのと同じこと。
もし、農薬にまみれ、海外で児童労働によって作られた果物を
買っているなら、遠い国の環境を破壊し、
貧しい子ども達の病気促進と、児童労働のシステムを支えた上に、
ポストハーベストによる危険に自分と家族をさらしていることなのだ。
農薬を作る会社、子どもを労働力として扱う人々、
そのシステムと社会の構造を支えたいのか。
作り手にも買い手にも、商品にまつわる環境にもよい、
そういう物づくりをする会社や文化を支えたいのか。
実は、買い手がキーを持っているのだと思う。
単なる「消費者」ではなく、共に文化を、社会を創るものとして、
私たちがどうお金を使うのがよいのか、真剣に考えたい。
もちろん、私も日々試行錯誤の途中。
よくないとわかっていても、家計上100円ショップで物を買う事もある。
今回の黒枝豆だって、丹波篠山から陸送してもらっている。
いいと思っている会社や生産者が、どれだけ本当に「いい」のか、
完全にわかるような情報収集能力と判断基準を持ち合わせているわけでもない。
だけど、少なくとも、「眠った人」ではいないでいようと思う。
楽しく、ゆっくりと、だけど確実に、よい選択ができる賢さを育てたい。
今回、たくさんの人に黒枝豆を購入していただいた。
おかげさまで、真摯に農と環境に取り組む一家が支えられ、
伝統食が支えられた。
何より、きっと、みんなにおいしい幸せが届いた。
皆さんの一助に、感謝です。
- 関連記事
-
-
お久しぶりです、ライラです。 2016/09/09
-
2016年は進化がますます加速する☆ 2016/01/01
-
大丈夫。手放していいよ。 2015/12/11
-
私はウタイ、オドルものです。③ 2015/09/29
-
私はウタイ、オドルものです。① 2015/08/18
-