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魂の旅~4

2010.12.05 19:54|心・魂・意識

翌日、朝早く日和佐を後にした私たちは、
伊勢に向かって車を走らせた。

いつも、そして今回の旅も、見守ってくださっている
天照大神様にお礼をしてから、東京に帰る。
日常に戻る前の、この不思議な旅の締めくくりだ。


伊勢には、私たち夫婦の大好きなコーチ、
ひろえさんが住んでいる。

ほんの数日前に思い立った訪問にも関わらず、
彼女は、伊勢神宮と同じ澄んだ空気を纏って
私たちを両手を広げて迎えてくれた。

思えば、私たちに「ご先祖様」というキーワードを
数年前にくれたのがひろえさんだった。

それまでは意識にものぼっていなかった「ご先祖様」を
大事にし始めたきっかけをくれたその人に、
ご先祖様と結び直す、人生の一大行事のしめくくりに
出会えるというのも、何とも不思議なご縁だった。

伊勢という場所で会うのも、なんともまた意味深い。

伊勢は、その場所柄、何代も続くお店や職業が多い。
私たちが各地の市役所に問い合わせて探しまわった戸籍情報でも、
せいぜい江戸末期までしかさかのぼれなかったのに、
10代前くらい、ひょいとさかのぼれてしまう人がいることに、
大きなインパクトをもらった。
(なにせもう1300年もの間式年遷宮を繰り返している
 神宮がある場所ですから。。。)



先代から引き継いだものがある人は、
「お陰さま」の心を持つ。
そして、自分の子にも、よいものを残そうとする。


そうなんだ。
そんなにも、当たり前の事なんだ。

少し前の日本では、それはごく当たり前の感覚だったはずだ。


ネイティブアメリカンの人たちは、7代先の事を考えて行動するという。

今の日本の社会や政治を見ていると、7代どころか、
次世代のことすら考えていないのでは、、、
という懸念を抱かざるを得ない言動が飛び交っている。

なんで自分の事しか考えれないんだろうと思っていたけど、
もしかしたら、ご先祖様と断ち切れているからなのかもしれない。

前がないから、この後もない。

いつから私たちは
”1人で生きている”
という幻想に埋もれてしまったんだろう。

きっとそれは、戦後とか、そのくらいの短いスパン。

今回、相方の家系という、大きな命の潮流と結び直したことで、
なんだか、とても安定感が増した気がする。

さて、私自身の家系と結び直す日も、近いのだろうか。



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テーマ:家族・身内
ジャンル:心と身体

タグ:ご先祖様伊勢神様

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